PAGE TOP

TOP > 色の仕事 ~色彩のプロを目指すあなたに~ > 色を環境に活かす

色を環境に活かす

色は言葉を持っています。
明るさや落ち着き、爽やかさなど、さまざまな言葉を色に託してメッセージ性の高い色や配色で提案することもカラリストの仕事です。
五感の中でも視覚の影響力は80%にのぼるといわれるだけに、わたしたちは無意識に色からの情報でものごとや目の前の相手を判断していることがあります。
わたしたちが知覚している色は、周囲の色に影響を受けて本来の色と違って見えている場合があります。環境色彩デザインを行う上では、色を単体でとらえるのではなく、色が組み合わさったときにどのような効果が現れるかを把握しておくことも大切です。

企業メッセージを色で伝える

看板やチラシ、雑誌広告などは、いずれもアイキャッチを狙って作られています。
特に街なかに設置される看板では、色はもとより形や取り付け場所なども十分に考慮した環境色彩計画が必要です。企業イメージと看板によるPR効果は、なによりも環境との美的調和を基準に考えたいものです。

 

LIVELABO

「不特定多数の人にわかりやすく伝えたい。」
企業のコーポレートカラーにはそんな思惑があります。
都会生活を快適に過ごすためのインテリアショップ「リブラボ」。ショップカラーのテーマは「快適」「明るさ」「安定感」。煩雑な暮らしを余儀なくされる都会生活者へのメッセージとして、明るい陽の光とフレッシュな爽やかさを伝える「パステルイエローグリーン」と、堅実な安定感と落ち着きをイメージする「ディープバイオレット」。色相と明度のコントラストによる、視認性に優れた配色でまとめた色彩計画です。

 

インテリアコーディネートサロン「LIVE LABO」

近隣を考えた外壁の色

色彩計画を施したマンション

住宅の色は個人の好き嫌いではなく、周辺の環境にとけ込む地域性の高い色使いにする事が大切です。
このマンションは、交通の便に恵まれた都市の中心部で、商業地区に隣接するエリアに位置しています。
繁華街を控える一方、土壁が続く古都環境保存地域にも近く周辺には住宅が密集しています。
これらの諸条件を考えて茶系の中明度、中彩度を目安としてタイルの色で調整しました。
こういったブラウンは周辺の環境ともとけ込む地域性の高い色調です。

美容サロンの色彩計画

ヘアカラーサロン

ヘアカラーに関心を持つ人が増えるにつれ、「色」を意識し、「色」をウリにしたいという美容サロンが多くなりました。
「ヘアカラー提案型サロンのイメージを打ち出したい、伝えたい」というオーナー側の要望もあり、店内はオレンジ、黄、黄緑といった明るくイキイキとした表情のイエローアンダートーンで統一し、入り口近くにイエロー系濃淡の椅子を配してリズム感を出しています。

サロンの色彩デザインで、チェアの色は店舗全体をイメージ付ける重要なポイントとなります。
店内に入れる機材の種類や数量を計算に入れ、配色の面積比を考えた色の選択も大切です。イエロー系のデザイナーズチェアを中心に、美容機器メーカーの張り地見本の中から、スタイリング用、シャンプー用などコーナーごとにシート地を選び、全体の調和を考慮しています。

カラースペシャリスト

建造物やサイン広告の色彩計画では、周辺環境の色彩感覚に沿ったものが求められます。
また、インテリアの色彩計画では色彩心理も応用し、利用者にとって快適な空間になるように使用目的にあわせた配色が必要です。

様々な環境要因をまとめながら色彩計画を立てて空間を演出するカラースペシャリストは、施設を利用する人々に色を活かし、設備などモノの持つイメージを的確に色で表現し、また、それぞれの色が持つ心理的効果を考慮するなど、色にまつわるすべてのテクニックが必要となる、たいへん難しいですがとてもやりがいのある職業です。