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WAM COLUMN

紅葉狩りで思う~自然界の赤と人造の赤~

季節は秋!というわけでやっぱり紅葉狩りですね。

やっぱり京都、だけど人混みは避けたいので、

隠れた紅葉の名所と云われる西京区の「浄住寺」へ行ってきました。

思った通り程よい人で、ゆったりと紅葉の赤を楽しめました。

青空を背景にした赤はほんとうに素敵、癒されます。

 

 

 

下も同じく「浄住寺」の紅葉。同じ赤でも少し橙よりの赤。
これもまた自然の赤を感じられて、なんだかほっとします。

 

 

お寺全体としてはまだまだこんな感じで一部しか紅葉していないのですが、

ゆったりとした時間を楽しめました。12月初め頃が最高の見頃かも。

 

 

 

 

癒しの赤、というわけで唐突ですが夏に感動した涸沢のモルゲンロートを
唐突に思い出しました。これも赤。
自然のなせる業、朝日の出る前に赤に彩られる赤なんです。
うまく撮れていないのが残念ですが、肉眼では圧倒!されました。

 

 

そして先日、グランフロントで見たXmasツリーの赤。
赤の迫力に圧倒!はっきりと赤!ですね。
人が作り出す赤もすごい!これも赤の魅力、素敵でした。

 

 

世の中は色で溢れています。人が作り出す色も素敵です。

そして自然が見せてくれる色はより一層、心に響いてくるものがあるなあと

改めて感じた紅葉狩りでした。

自分では気づかない深層心理に呼びかけてくれるのかもしれませんね。

これからも四季折々の色を楽しみ、色で表現していけたらと思います。

ひしおか ゆうこ

 

テンションの上がる場所・モノ・いろいろ…①

思えば「色」の仕事に携わるずっと前から「色」が好きでした。

カラフルな文房具、インテリアカラーや花の色、色味を考えながら作ったお弁当

はたまた森や海、移り行く田んぼの景色や雪景色など自然界の色変化までも

私にとってはワクワク要素の一つでした。

テンションが上がる!ワクワクする!そんな場所やモノや情報をシリーズでお届けします。

 

1回目は東京・東神田にあるCOLORWORKS(カラーワークス)さんのパレットショールーム。

カラーワークスさんはHipFARROW&BALLといった環境に優しい輸入塗料や壁紙を取扱い、

店舗、住宅などのカラーアドバイスからコーディネート提案、ペイントの仕方まで

サポートして下さるとても頼もしい会社です。

 

 

今秋リニューアルしたショールーム

 

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んっ!?ステーショナリー?何のお店?と思わず覘きたくなる1階のスペースにはコーヒースタンドも

あります。コーヒー片手にテクスチャ―選びもまた素敵♪

 

 

ペンキだけではなく輸入壁紙の取扱いもあります。

 

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セミナーや実際にペイントレッスンが受けられるイベントスペースになっています。

 

 

 

毎月16日には無料の色の日セミナーも行われています。

「インテリアカラーを使いこなそうWhite編」に参加しましたがパーソナルカラー理論に通ずる部分もあり

イメージワードとカラーをリンクさせるワークも楽しかったですよ。

 

  

 

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階段を上がって目に飛び込んでくるHipのカラーチップ1488色は圧巻♪テンション上がりませんか?

これだけの色があってもクールで洒落た空間に仕上がっているのは壁一面にペイントされた

絶妙なDeepBlueカラーのお蔭ですね。nice select

 

 

  

 

奥のスペースには黒板のように描ける塗料を使ったKids Roomの提案もありました。

 

カーテンやファブリックを変えるように壁を塗り替えよう♪しかも自分で!!

そんな気分にさせてくれる私にとってのテンションの上がる場所、いかがでしたでしょうか?

壁が無理でも家具のカラーチェンジやDIY作品ならチャレンジしやすいのでは?

ペンキ特有の臭いも全くせず、水性で扱いも楽なのでお子様と一緒でも安心だそうですよ。

 

関西方面の方へ:神戸市にもショールームがあります。詳しくはホームページを検索あれ。

http://www.colorworks.co.jp/shop/

 

さとう じゅんこ

 

北斎の『青』、その娘お栄の『赤』

大阪、あべのハルカス美術館で開催されている『北斎展』は、

平日でも行列ができるほどの大人気となっています。

葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景」は藍色が印象的ですよね。 

皆さんも一度は目にしたことがあると思います。

 

 

この藍色は江戸時代にドイツから入ってきたプルシアンブルーで、ベロ藍とも呼ばれています。

それまで使っていた天然の藍は高価だったし、露草からとった青は色があせるのも早かったため、

この顔料が浮世絵師の間で広まりました。

ただひたすらに絵が上手くなりたい、表現したいと90歳まで描き続けた北斎さん、

ベロ藍を初めて使ったとき、どれだけ喜んだことでしょう。

このベロ藍のおかげで、青の濃淡によって海、波、渦、空を多彩に表現できました。

そして今でも鮮やかな藍色を私たちに伝えてくれています。

 

北斎の娘、お栄も天才的な浮世絵師だったと言われています。 北斎の作品の中にもお栄が

描いたものがあるとか。

美人画が得意だったお栄さん、女性を描くときに赤を効果的に使っていました。 

当時使われていた赤の顔料は、ベンガラ(酸化鉄)、朱(水銀)、臙脂、べに花など。

 

 

 

江戸時代といえば、奢侈禁止令により派手な着物を着ることが禁じられていました。それでも、

肌着の赤をわざと見せて描いたりして、女性の艶めかしさを赤色で表現しています。

渋い色の中に光るアクセントカラー! 粋の美学! お栄は現代にも通じるファッションる

センスの持ち主だったのかもしれません。
でも家事は大の苦手だったというから、何だか親近感がわきますね。

 

 

 

こちらは北斎とお栄の二人で完成させた、祭り屋台の天井絵。

周りは地上に存在する植物が描かれていて、中はダイナミックな波で宇宙を表現しています。

お栄の繊細な筆さばきと、北斎のダイナミックさが一体化し、
見ていると吸い込まれそうになるこの作品が私は一番好きです。

作品を知り、人物を想像して、使われてる絵の具や色を学べば、遠い昔の作品も身近に感じられますね。 

こころ静かに、深く芸術を味わいたい秋です。

 

参照 あべのハルカス美術館 北斎ー富士を超えてー
   浮世絵の鑑賞基礎知識

 

 

木村美由紀

 

土と炎の芸術 やきものに色をつける

今回は、『土と炎の芸術』とも言われる焼物の『色』についてのおはなしです。

 

わが国の「やきもの」のはじまりは縄文土器で、最も古いものは1万6500年前ともいわれ、世界各地の土器と比べると桁違いに古いといわれています。
(縄文土器:縄文時代の土器。表面に縄文のあるものが多いことから、こう名付ける)

 

   

 

 

 

古墳中期から平安時代に現れた須恵器(すえき)は、還元炎で焼かれているため素地は灰黒色で硬いものですが、焼成中に灰がかかって自然釉のかかったものも見受けらます。
(須恵器:朝鮮半島系技術による素焼きの土器。高温の還元炎で焼くため暗青色のものが一般的)
(還元炎:炎の中心部。酸素の供給が不十分なために、一酸化炭素・水素などが含まれ、この部分に金属酸化物などを挿入すれば、これを還元する。内炎)

 

    

 

 

備前焼は釉薬を用いなくても赤、オレンジ、黄、金、銀、紫、黒などの色模様が現れるため「土と炎の芸術」といわれています。代表模様には緋襷(ひだすき)があります。
これは巻いた稲藁との接触部分に特徴のある赤色模様が現れるものです。
(備前焼:岡山県備前市伊部一帯で12世紀頃から作られる焼物。多くは赤褐色で無釉)
(釉薬:素焼きの陶磁器の表面に掛けて、装飾と水分の吸収を防ぐために用いる一種のガラス質のもの)

 

   

 

 

 

釉(うわぐすり)のかかった陶器が焼かれるようになったのは7世紀後半で、人為的に釉をかけたわが国最初のやきものです。緑釉は奈良三彩と同じ低火度の鉛釉です。
(釉:※前出の「釉薬」に同じ)
(奈良三彩:主に奈良時代に制作された三彩。正倉院三彩が著名)

 

      

 

 

 

 

その後は天然の草木灰を主材料とした高火度釉を掛けた灰釉陶器が現れます。

 

       

 

 

10世紀後半になると灰釉陶器の生産体制が整い、焼成方法も還元炎から酸化炎へと変わり、白い焼き上がりになりました。
(還元炎:※前出)
(酸化炎:炎の外層。酸素の供給が十分で、燃焼が完全に行われ、温度も高い。外炎)

 

   

 

” やきものの釉(うわぐすり)の色とは何でしょうか? ”
金属は釉のなかでイオン、コロイド、微粒子の状態で存在しますが、その状態によって色が変わります。
(イオン :ion 正または負の電気をもつ原子または原子団のこと)
(コロイド:colloid 分子よりは大きいが普通の顕微鏡では見えないほど微細な粒子が分散している状態)

青磁釉は酸化第二鉄が透明釉に溶け込んだ色合いで、これは鉄のイオン発色です。還元焼成による油滴天目釉のラスターも鉄イオン発色といえるでしょう。
(油滴天目釉:黒の釉中に、銀色調の小さな丸い斑点が油のしずくのように一面に現れたもの)

 

     

 

銅コロイドでは小さいものから大きくなるにしたがって、黄色、紅色、藍色、空色に変わります。トルコ青釉などもそうです。

 

    

 

金は大きな粒子では金色ですが、金を釉薬に加えて高い温度で溶かすと無色透明になります。さらにこれを冷ましていく過程で紅色、紫色、藍色になりますが、これはコロイドの大きさが変化するためです。

 

    

 

銀も大きな粒子ではシルバーですがコロイドだと美しい黄色になります。

 

      

 

 

 

このように「やきもの」の色は、
金属の粒子の大きさ、釉薬への溶解度、酸化・還元雰囲気で色が変わります。

やきものの色の世界は、
・着色剤となる天然の草木灰や、金属の量・割合
・釉薬の粒子の大きさ、塗る厚さ
・焼く温度や酸素の状態
・冷やす状態
などが関係して生じるものなのですね。

 

皆さまがお手にとる「やきもの」は、どのような色の材料を使い、どのような炎に焼かれて、そしてどのような想いをもってこの世に生まれたひと品なのでしょう。
季節深まるこの時期、お気に入りの「やきもの」の成り立ちに想いを馳せていただくのもまた一興かと。

 

参考:「染料・顔料の本」、「広辞苑」より

武田 ユカ

 

ハッピーハロウィン!

10月31日といえば、ハロウィン!!!

 

街にはハロウィンのディスプレイがいっぱいですね~。
カボチャ、魔女、お化け・・・などなど、
街を華やかにしてくれています。

 

ハロウィンカラーといえば、オレンジ・黒・紫。

 

それぞれの色には、意味があるようですね。
諸説あるようですが、代表的な意味をご紹介します。

 

♪オレンジ
「秋の収穫」

 

 

 

♪紫
「月あかりに照らされた夜空」「神秘」

 

 

♪黒
「死」「夜」

 

 

ハロウィンの起源は、
古代ケルト人が秋の収穫をお祝いし
死者の霊を迎える
と言われていますね。

 

オレンジと黒がハロウィンカラーになったのも
うなずけます。

 

最近は100円ショップでも、
とってもカワイイ!
いろいろなハロウィングッズが揃っていますね。

 

オレンジや黒、紫だけでなく
カラフルなカボチャの置き物などもあるので、
ぜひみなさんも、自分の部屋やオフィスのデスクに
色を添えて、カラーな毎日!を送ってみてはいかが?

 

                    松田政美

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